夏が僕の中で溢れるイメージ。
この季節、丁度この季節にいつも頭の中と心の中に、
溢れるイメージがある。
梅雨が明け、都会の焼けたアスファルトの上から、
逃げ込むように乗った西武新宿線。
列車のドアは開いたまま、発車時刻を待つ。
冷房が効いているのでドアが開いたままでも、
涼しかった。この夏は稀に見る猛暑が続き、
都会の水瓶は冠水するだろうとのことだ。
西武新宿線のドアが閉まり、列車は発車した。
「Hello, my friend」
松任谷由実の曲が鳴っている。
高田馬場を過ぎ、西武線はカーブする。
下落合、中井と過ぎて、新井薬師へと列車は走る。
いつもこの光景を思い出す。。。
初めて迎える東京の夏の記憶なのだと思う。
「Hello, my friend」は丁度その夏に放送していた
ドラマの主題歌だった。
一人、二人と新しい東京の生活に絶えられずに、
実家に戻る者、ドロップアウトする者を見ていた。
「Hello, my friend」
美しくもせつないメロディーが夏。
僕の中に溢れるイメージとなり湧き上がる。

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